「カクテルは作り方が難しそう」「シェイカーがないと作れないのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、自宅で楽しむカクテルの多くは、お酒と割り材をグラスへ注ぎ、軽く混ぜるだけで作れます。最初から専用の道具や難しい技術をそろえる必要はありません。
初心者は、リキュール1に対して割り材3を目安にすると、味のバランスを取りやすくなります。アルコール感を抑えたい場合は、割り材を4〜5に増やしても構いません。
初心者でも簡単に作れるカクテルレシピ3選
| カクテル | 材料と分量の目安 | 味わい | 作り方 |
|---|---|---|---|
| カシスオレンジ | カシスリキュール30ml、オレンジジュース90ml、氷 | 甘酸っぱくフルーティー | 氷を入れたグラスへ材料を注ぎ、軽く混ぜる |
| ファジーネーブル | ピーチリキュール30ml、オレンジジュース90ml、氷 | 桃の甘みがあり、ジュース感覚で飲みやすい | 氷を入れたグラスへ材料を注ぎ、軽く混ぜる |
| カルーアミルク | コーヒーリキュール30ml、牛乳90ml、氷 | コーヒー牛乳のような濃厚な甘さ | 氷を入れたグラスへ材料を注ぎ、静かに混ぜる |
分量は一般的な目安です。使用する商品の度数や甘さ、グラスの大きさによって、飲みやすい割合は変わります。
最初はお酒を少なめにして、味を確認しながら調整しましょう。濃くなったカクテルを薄めることはできますが、入れすぎたお酒を後から取り除くことはできません。
カシスオレンジとファジーネーブルは、同じオレンジジュースを使って作れます。カシスは甘酸っぱく、ピーチはやわらかな甘さになるため、リキュールによる違いも比較しやすい組み合わせです。
カルーアミルクは炭酸が苦手な人にも向いています。ただし、牛乳で口当たりがまろやかになっても、アルコールがなくなるわけではありません。飲みやすさだけで判断せず、使ったリキュールの量を把握しておきましょう。
初心者が知っておきたいカクテル作りの基本
1.カクテルの基本構成はシンプル
自宅で作る簡単なカクテルは、主に次の3つで構成されます。
- ベースとなるお酒
- ジュースや炭酸水などの割り材
- カクテルを冷やす氷
ベースには、ジン・ウォッカ・ラムなどの蒸留酒や、カシス・ピーチ・コーヒーなどのリキュールを使います。
初心者は、甘みと香りが付いたリキュールから始めると失敗しにくいでしょう。ジュースや牛乳で割るだけで味がまとまりやすく、砂糖やシロップを追加する必要もほとんどありません。
割り材には、次のような飲み物が使えます。
- オレンジジュース
- グレープフルーツジュース
- コーラ
- ジンジャーエール
- 炭酸水
- トニックウォーター
- ウーロン茶
- 牛乳
同じお酒でも割り材を変えると、カクテルの印象は大きく変わります。たとえば、カシスリキュールをオレンジジュースで割ればカシスオレンジ、炭酸水で割ればカシスソーダ、ウーロン茶で割ればカシスウーロンになります。
ボトルを何本も買わなくても、割り材を変えるだけで複数のカクテルを楽しめるのが自宅作りのメリットです。
2.カクテルの作り方は主に3種類
カクテルの代表的な作り方は、ビルド・シェイク・ステアの3種類です。
ビルドは、グラスへ材料を直接注いで混ぜる方法です。カシスオレンジ、ジントニック、カルーアミルクなど、多くの定番カクテルに使われます。
シェイクは、材料と氷をシェイカーへ入れて振る方法です。短時間で冷やしながら、果汁やシロップなどの混ざりにくい材料をなじませられます。
ステアは、材料と氷をミキシンググラスへ入れ、バースプーンで静かに混ぜる方法です。お酒同士を組み合わせるカクテルに向いており、透明感を残しやすい特徴があります。
初心者は、まずビルドだけ覚えれば十分です。次の手順で作れます。
- グラスを用意する
- 氷をグラスいっぱいに入れる
- ベースのお酒を注ぐ
- ジュースや炭酸などの割り材を加える
- マドラーで軽く混ぜる
炭酸系のカクテルは、炭酸水やジンジャーエールを最後に注ぎます。勢いよく混ぜると炭酸が抜けるため、グラスの底から氷を持ち上げるように静かに混ぜましょう。
カクテル作りに使う道具を詳しく知りたい方は、「カクテルに必要な道具一覧|初心者向けにわかりやすく解説」も参考になります。
3.分量は「お酒1:割り材3」から始める
自宅で作るカクテルは、お酒1に対して割り材3を基本にすると、味を調整しやすくなります。
厳密に量る場合は、お酒30mlと割り材90mlが目安です。計量カップやメジャーカップがないときは、同じ容器を使って1杯と3杯に分ければ比率を保てます。
ただし、お酒の種類によって適した割合は異なります。
カシスやピーチなどのリキュールは甘みがあるため、1対3から試しやすいでしょう。40%前後のジンやウォッカを使う場合は、割り材を多めにしたほうが初心者には飲みやすくなります。
次のように好みに合わせて調整してください。
- お酒の香りを強くしたい場合:1対2
- 標準的な濃さで作りたい場合:1対3
- 軽く飲みたい場合:1対4〜5
同じ割合でも、使う商品のアルコール度数によって完成時の強さは変わります。リキュールと蒸留酒を同じ感覚で注がず、ボトルに記載された度数も確認しましょう。
カクテルの基本的な作り方|ビルド・ステア・シェイクの違い
1.混ぜすぎず、混ぜなさすぎない
氷を入れたカクテルは、長く混ぜ続けるほど氷が溶け、味が薄くなります。一方で、まったく混ぜないとお酒がグラスの底に残り、最初と最後で濃さが変わります。
ジュースや牛乳で作るカクテルは、底から上へ材料を動かすように数回混ぜれば十分です。氷を勢いよく回転させる必要はありません。
炭酸を使う場合は、特に混ぜすぎに注意しましょう。炭酸水を最後に加え、マドラーをグラスの底へ入れて、氷を一度持ち上げる程度に混ぜます。
見た目をきれいにしたい場合は、あえて混ぜずに層を作る方法もあります。ただし、飲むときはマドラーで混ぜないと、味に偏りが出ることがあります。
2.甘さは後から調整する
カクテルが甘すぎると、元の状態へ戻すのは難しくなります。シロップや甘いジュースは最初から入れすぎず、味見をしてから追加しましょう。
カシスやピーチなどのリキュールには、もともと甘みがあります。甘いリキュールと加糖ジュースを組み合わせる場合は、シロップを加えなくても十分なことがあります。
甘すぎた場合は、次の方法で調整できます。
- 炭酸水を加える
- 無糖のお茶を加える
- レモン果汁を少量加える
- 氷を増やして少し薄める
レモン果汁は酸味を加えるため、甘さを軽く感じさせます。ただし、入れすぎると酸味が強くなるため、数滴ずつ試しましょう。
牛乳を使ったカクテルへ柑橘果汁を加えると、酸によって牛乳が分離する場合があります。カルーアミルクなどのミルク系は、安易にレモンで調整しないほうが無難です。
3.グラス・材料・氷を冷やす
カクテルは、適度に冷えていると味が引き締まり、アルコールの刺激も穏やかに感じられます。
常温のジュースを使うと氷が早く溶け、完成直後から水っぽくなりやすいため、ジュースや炭酸水は冷蔵庫で冷やしておきましょう。グラスも事前に冷蔵庫へ入れるか、氷水を入れて冷やしておくと温度を保ちやすくなります。
製氷機で長期間保管した氷は、冷凍庫内の食品のにおいが移っている場合があります。香りが気になるときは、新しく作った氷や市販のロックアイスを使う方法もあります。
氷は少量より、グラスいっぱいに入れるのがおすすめです。氷同士がまとまって温度を保ちやすくなり、少ない氷を入れた場合より急激に溶けにくくなります。
4.シェイカーがなくても代用できる
シェイカーがなくても、ふたが確実に閉まるボトルや保存容器で代用できます。
材料と氷を容器へ入れ、ふたが閉まっていることを確認してから振ります。容器をいっぱいにせず、材料が動く空間を残すことがポイントです。
ただし、炭酸水・コーラ・ジンジャーエールなどを密閉容器へ入れて振ってはいけません。内圧が高まり、ふたが外れたり、中身が噴き出したりする危険があります。
炭酸カクテルを作る場合は、炭酸以外の材料だけを混ぜ、最後にグラスへ炭酸を注いでください。
果汁や牛乳を使ったあとは、容器をすぐに洗いましょう。パッキン付きの容器は香りや汚れが残りやすいため、部品を外して洗えるタイプが便利です。
自宅で簡単!カクテル作りにおすすめのアイテム6選
自宅でカクテルを作るなら、最初から本格的な道具をすべてそろえる必要はありません。計量しやすいカップやシェーカーなど、使いやすいものからそろえると失敗しにくくなります。
初心者でも扱いやすく、カクテル作りを少し本格的に楽しめるアイテムを紹介します。
1. OXO ミニアングルドメジャーカップ 60ml|初心者でも分量を合わせやすい
少量のお酒やシロップを量るのに便利な60mlサイズのメジャーカップです。上から目盛りを確認できるため、カクテルレシピの分量を合わせやすいのが特徴です。
一般的なジガーカップより計量しやすく、初めてカクテルを作る人にもおすすめ。透明なので、入れた材料の量を確認しながら調整できます。
一方で、バーらしい雰囲気を重視するならステンレス製のジガーカップのほうが向いています。
2. カクテルシェーカー 5点セット 350ml|必要な道具をまとめてそろえたい人に
350mlのシェーカーを中心に、カクテル作りに使える道具をまとめた初心者向けセットです。個別に道具を選ぶ手間を減らせるため、これからカクテル作りを始めたい人に向いています。
ジュースやリキュールをしっかり混ぜたいカクテルにも使いやすく、自宅でシェイクする楽しさを味わえるのも魅力です。
ただし、必要な道具だけを高品質なものでそろえたい人には、単品購入のほうが適しています。
3. ナガオ 燕三条 バースプーン 32cm 18-0ステンレス|ハイボールやステアに便利
全長32cmの細長いバースプーンで、グラスの中で材料と氷を混ぜるときに使います。ハイボールやジントニックなど、グラスに直接材料を入れて作るカクテルにも便利です。
一般的なスプーンよりも長いため、背の高いグラスでも底まで届きやすいのがメリット。シェーカーを使わない簡単なカクテルをよく作る人にもおすすめです。
32cmと長めなので、小さなグラスでは少し扱いにくく感じる場合があります。
4. OXO 2-in-1 シトラスジューサー|レモンやライムを使うカクテルに
レモンやライムだけでなく、オレンジなどの柑橘類にも対応しやすいシトラスジューサーです。生の果汁を使ったカクテルを作りたいときに活躍します。
ジントニックやモスコミュールなどに果汁を加えれば、市販のジュースとは違った爽やかな風味を楽しめます。カクテル以外の料理やドリンクにも使えるのもポイントです。
ただし、一般的な小型のレモン絞り器よりサイズが大きめなので、収納スペースは確認しておきましょう。
5. 丸氷 5.5cm アイスボールメーカー|見た目にもこだわりたい人に
直径約5.5cmの大きな丸氷を作れる製氷器です。ロックスタイルのカクテルやウイスキー系のドリンクに使うと、自宅でも雰囲気のある一杯を作れます。
大きな氷はグラスの中でも存在感があり、普段の家飲みを少し特別に見せたい人におすすめです。
氷を取り出すときにコツが必要な場合があるほか、冷凍庫内のスペースもある程度必要になります。
6. ミキシンググラス 矢来 500ml|ステアで本格カクテルに挑戦したい人に
氷と材料を入れてバースプーンで混ぜる「ステア」に使う500mlのミキシンググラスです。マティーニやマンハッタンなど、本格的な作り方に挑戦したい人に向いています。
厚みと重量感があり、ステアするときに安定しやすいのが特徴。シェーカーとは違うカクテル作りを楽しめるため、道具を少しずつ増やしたい人にもおすすめです。
初心者が最初から必ず用意する道具ではないため、シェーカーやメジャーカップに慣れてから追加してもよいでしょう。
初心者は計量道具とシェーカーからそろえるのがおすすめ
初めてカクテルを作るなら、まずは分量を量れるメジャーカップとシェーカーがあると便利です。ハイボールやジントニックをよく作るなら、バースプーンも活躍します。
慣れてきたら、シトラスジューサーや丸氷、ミキシンググラスを追加すると、味だけでなく作り方や見た目にもこだわったカクテルを楽しめます。
濃さ・温度・グラスを工夫してカクテルを美味しく作ろう
自宅でカクテルを作るために、最初から多くのボトルや専用道具をそろえる必要はありません。
まずは次の3点を意識しましょう。
- お酒1に対して割り材3を目安にする
- グラスや材料を冷やしておく
- 材料を入れたら軽く混ぜる
最初に作るなら、カシスオレンジ、ファジーネーブル、カルーアミルクがおすすめです。いずれもグラスへ注いで混ぜるビルドで作れるため、シェイカーを使いません。
慣れてきたら、割り材を変えてアレンジしてみましょう。
カシスリキュールは炭酸水やウーロン茶、ピーチリキュールはウーロン茶や炭酸水でも割れます。カルーアは牛乳の量を調整したり、バニラアイスへ少量かけたりすると、デザートとしても楽しめます。
ただし、レシピを自由に変える場合も、使用したお酒の量は把握しておきましょう。甘くしたり割り材を増やしたりしても、最初に注いだアルコールがなくなるわけではありません。
カクテルには基準となるレシピがありますが、自宅では好みに合わせて調整できます。まずは基本の割合を試し、甘さ・濃さ・酸味を少しずつ変えながら、自分に合う一杯を見つけてください。
カクテルの作り方に関するよくある質問
カクテル作りに最低限必要なものは何ですか?
ベースのお酒、割り材、氷、グラス、混ぜるためのマドラーやスプーンがあれば作れます。カシスオレンジなどのビルドで作るカクテルなら、シェイカーは必要ありません。
カクテルの分量は目分量でも大丈夫ですか?
自宅で楽しむ場合は目分量でも作れます。ただし、濃さが毎回変わりやすいため、最初は計量カップなどで1対3の割合を確認するのがおすすめです。
カクテルに氷をたくさん入れると薄くなりませんか?
冷えた材料と十分な量の氷を使えば、少量の氷だけを使うより急激に溶けにくくなります。ただし、長時間放置したり混ぜ続けたりすると、少しずつ薄くなります。
シェイカーの代わりに水筒を使えますか?
メーカーが振る使用方法を認めており、確実に密閉できるものなら代用できる場合があります。ただし、炭酸飲料を入れて振ってはいけません。においや汚れが残る可能性にも注意してください。
カクテルのアルコール度数を下げる方法はありますか?
ベースのお酒を減らすか、ジュース・炭酸水・お茶などの割り材を増やします。最初にお酒を少なめに注ぎ、味を見ながら調整すると失敗しにくくなります。
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