ホイールコーティングは、ブレーキダストなどの汚れの固着を抑え、日々の手入れを補助するためのものです。施工しても汚れが付かなくなるわけではなく、定期的な洗浄は必要です。
選ぶときは車種よりも、ホイールの素材・塗装・表面処理と、製品ごとの施工方法を確認しましょう。黒色塗装やメッキなどに使えない商品もあります。
この記事では、DIY施工前の確認点と、コーティング剤2点・洗浄や乾燥に使う用品3点を紹介します。5商品を同じ条件で実測した耐久性ランキングではありません。
洗うたびにブレーキダストの固着が気になる場合や、細かなスポークの手入れを少しでも続けやすくしたい場合は、コーティングを検討できます。
一方、普段の洗浄で十分きれいになり、負担も感じていなければ、必ず追加する必要はありません。
新車でも納車までに汚れが付着している場合があります。新品だからそのまま塗るのではなく、表面の状態と施工済みのコーティングの有無を確認してください。
購入前に確認すること
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 素材 | アルミ・スチールなど、製品の対象に含まれるか |
| 表面処理 | 黒色塗装・艶消し・メッキ・切削面への使用可否 |
| 表面の状態 | 傷、塗装の剥がれ、劣化がないか |
| 既存の施工 | すでに施工されたコーティングとの併用可否 |
| 作業環境 | ホイールが冷えていて、指定の乾燥時間を確保できるか |
素材や表面処理が分からないときは、ホイールメーカーや販売店へ確認します。「アルミホイール用」という表示だけで、すべての塗装や加工に使えるとは判断しないようにしましょう。
ホイールの洗浄・施工用品5選
コーティング剤は、使用条件に合うものを1種類選びます。以下の5点をすべて購入したり、2種類のコーティング剤を重ねたりする必要はありません。
| 商品名・品番 | 主な役割 | 選ぶときの確認点 |
|---|---|---|
| シュアラスター ホイールクリーナー S-65 | 施工前の洗浄 | ホイール表面への適合 |
| シュアラスター マイクロファイバークロス S-132 | 洗浄後の水分回収 | ホイール専用として分けて使う |
| シュアラスター ディテイリングクロス S-169 | 細部の残った水滴の回収 | 狭い箇所へ無理に押し込まない |
| シュアラスター ホイールコーティング S-138 | ホイールの保護・艶出し | 塗り伸ばしと拭き取りが必要 |
| ソフト99 ホイールダストブロッカー 02076 | ブレーキダストの付着対策 | 素材・色・表面処理の制限がある |
1.シュアラスター ホイールクリーナー S-65
400mlの弱アルカリ性・ノーコンパウンドのホイールクリーナーです。施工前の汚れ落としに使う候補になります。
先に砂や泥を水で流し、付属のスポンジを使って洗浄します。強くこすったり、液剤を乾かしたりせず、使用後は十分にすすいでください。
再塗装面や劣化した表面、メッキ、艶消しなどは、メーカーの注意事項を確認し、目立たない場所で問題がないか確かめます。コーティング剤ではないため、これだけで保護施工が完了するわけではありません。
2.シュアラスター マイクロファイバークロス S-132
洗浄後の水分を拭き取るための候補です。ホイールに使うクロスは、ボディ用と分けて管理してください。
汚れや砂を拾った面をそのまま使い続けず、清潔な面へ替えながら水分を取ります。洗浄後も黒い汚れが付く場合は、乾燥工程へ進む前に汚れ残りを確認しましょう。
コーティング剤の塗布・拭き取りには、各製品で指定された付属品を優先します。水分回収用のクロスと薬剤用のクロスも分けて使います。
3.シュアラスター ディテイリングクロス S-169
約50×30cmの細部の吸水用クロスです。広い面を拭いた後、スポークの付け根などに残る水滴を回収する用途で検討できます。
吸水する面を水滴へ軽く当て、金属部品の隙間へ無理に押し込まないようにします。メーカーが案内する吸水面を使い、ロゴ面は吸水に使用しません。
ホイールに使用したものは専用として分け、ボディの仕上げ用へ戻さないでください。手持ちの清潔なクロスで細部まで処理できる場合は、追加購入は不要です。
4.シュアラスター ホイールコーティング S-138
200mlのホイール用コーティング剤で、専用クロスが付属します。メーカーはアルミ・メッキ・スチールへの対応を案内していますが、表面の状態を確認し、目立たない場所で試してから使用します。
洗浄後に完全に乾かし、適量を塗布して、液剤が乾く前に付属クロスで薄く塗り伸ばして拭き取る方式です。複雑な形状や細部は、クロスへ液剤を含ませて施工します。
施工後はメーカー指定の約1時間を目安に乾燥させます。拭き残しや厚塗りを避け、炎天下や熱いホイールでは作業しないでください。
5.ソフト99 ホイールダストブロッカー 02076
200mlのホイール用コーティング剤で、下地処理シート8枚が付属します。洗浄・乾燥後に付属シートで下地を整え、スプレーした後は拭き取らずに乾燥させる方式です。
使用できるホイールには制限があります。アルミ以外の素材、黒色などの濃色塗装、メッキ加工、傷・ひび割れ・塗装劣化のあるホイールには使用できません。
乾燥時間の目安は気温30℃で20分、10℃で60分です。乾燥するまでは走行せず、雨や水がかからない状態を確保してください。
黒いボディの車でも、適合を判断するのはホイール側の素材と表面処理です。車のボディカラーだけで選ばないようにしましょう。
DIYの施工手順は商品ごとに確認する
共通する準備は、ホイールの温度と適合を確認し、汚れを落として水分を取り除くことです。その後の脱脂・塗布・拭き取り・乾燥は、選んだ製品の説明書に従います。
| 工程 | S-138 | 02076 |
|---|---|---|
| 洗浄・乾燥 | 必要 | 必要 |
| 下地処理 | 製品の使用方法に従う | 付属の下地処理シートを使用 |
| 塗布後 | 乾く前に塗り伸ばして拭き取る | 拭き取らず乾燥させる |
| 乾燥時間の目安 | 約1時間 | 気温30℃で20分、10℃で60分 |
すべての製品に同じ脱脂剤や同じ待ち時間を当てはめないことが大切です。薬剤がホイール以外へ付着しないよう、製品の注意事項に沿って作業してください。
施工後も定期的な洗浄は必要
コーティング後もブレーキダストや泥は付着します。水洗いだけで落ちない汚れがあるときは、施工した製品に適した洗浄方法を確認しましょう。
汚れを落とそうと強くこすったり、強い薬剤を追加したりする前に、コーティングとホイール双方への適合を確認します。
ホイールコーティングは「洗わなくてよくなる施工」ではなく、手入れを続けやすくするための選択肢です。素材・表面処理・施工方法を確認し、自分の作業環境に合う製品を選びましょう。
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