車に黄砂や花粉が付いたときは、乾いたタオルで拭き取る前に、十分な水で砂やほこりを流すことが大切です。黒い車だけでなく、ほかのボディカラーでも基本の考え方は同じです。
また、表面に載った汚れ、洗車後に残る花粉のベタつき、花粉によるシミは分けて考えます。専用クリーナーという名前でも、すべての状態を解消できるわけではありません。
ここでは通常洗車から確認する順番と、役割の異なる用品5点を紹介します。
黄砂・花粉が付いたときの洗車手順
1.ボディを乾いたままこすらない
砂やほこりが付いた面をタオルでこすると、粒を引きずる原因になります。最初に十分な水で流し、いきなりスポンジやクロスを当てないようにします。
高圧洗浄機を使う場合は、車両の取扱説明書で使用条件を確認してください。カメラ・センサー・部品の継ぎ目などへ、近距離から強い水流を当てないようにします。
2.洗剤を乾かさない範囲で洗う
日陰など、ボディが熱くない環境を選びます。施工済みコーティングの手入れ条件に合うシャンプーを使い、清潔なスポンジやミットで洗います。
一度に車全体へ洗剤を広げず、乾く前にすすげる範囲で進めましょう。落ちない部分を強くこするのではなく、通常洗車で残った状態を後から確認します。
3.すすいだ後は水分を取り、残る汚れを確認する
洗剤を十分に流し、清潔なクロスで拭き上げます。水をかけるだけで終えると水滴が残るため、すすぎから拭き上げまで行える時間を確保しましょう。
洗車後にベタつきや跡が残る場合は、次のように対応を分けます。
| 残った状態 | 次に考えること |
|---|---|
| 表面に砂やほこりが残る | 予洗いや洗浄が足りているか確認 |
| 花粉によるベタつきが残る | 使用条件の合う花粉クリーナーを検討 |
| ベタつきはないがシミのような跡が残る | クリーナーを繰り返さず、施工店などへ相談 |
| 花粉が原因か分からない白い跡が残る | 水滴跡や施工剤のムラなども含めて確認 |
黄砂・花粉の手入れ用品5選
1.シュアラスター カーシャンプー1000 S-30|通常の手洗いに
手洗いの基本になるシャンプーです。指定どおりに希釈し、予洗いで砂を落としてから使います。
花粉ジミまで必ず落とす専用品ではありません。まず通常洗車で落ちる汚れを取り除き、残る状態を判断するために使います。
2.シュアラスター ウォッシングスポンジ S-70|汚れを引きずらず洗うために
洗車用スポンジで、通常洗車ではウレタン面にシャンプーの泡を含ませて使います。力を入れず、作業中もスポンジに付いた汚れをすすいでください。
砂を含んだまま使い続けないことが重要です。ボディ用とタイヤ・ホイール周辺用の道具も分けましょう。
3.KeePer 花粉クリーナー500ml〈販売店商品番号:n95232〉|洗車後のベタつきに
花粉によるベタつきを落とすための専用クリーナーです。メーカーは、洗車後にクリーナーを付けたマイクロファイバークロスで拭き取る使い方を案内しています。
花粉によるシミは、このクリーナーでは落とせないと明記されています。シミを消そうとして何度も強くこすったり、通常の洗車前に汚れごと拭き取ったりしないでください。
施工済みコーティングや塗装への使用条件を確認し、不明な場合は施工店へ相談してから使います。
4.シュアラスター マイクロファイバークロス S-132|拭き上げとクリーナー用を分ける
洗車後の水分や、対応するクリーナーの拭き取りに使うクロスです。水分を取るものとクリーナーを使うものを分け、清潔な面で作業します。
砂が残ったボディを乾拭きするための道具ではありません。地面に落とした場合も、そのまま塗装面へ戻さず、汚れを取り除いてから使ってください。
5.ISETO ソフトバスケット15L I-581|洗剤液とすすぎ用の容器を分ける
折りたたんで収納できる容器です。洗車用品の持ち運びや、洗浄道具をすすぐ容器を用意したい場合の候補になります。
洗剤液と、汚れたスポンジをすすぐ水を分ける場合は、容器も別にします。平らで安定した場所に置き、踏み台としては使わないでください。
シミが残ったときに避けたいこと
花粉クリーナーで落ちない跡へ、続けて脱脂剤やコンパウンドを使うという順番にはしません。シミの状態と塗装・コーティングへの処置が合っているかを確認する必要があります。
自己判断で熱湯をかけたり、熱風を当てたりすることも避け、施工店などへ相談してください。相談時は、付着した時期、雨に濡れたか、洗車で変化したかを伝えると状況を共有しやすくなります。
春は洗車日だけでなく、付着した状態を見る
普段の洗車予定が先でも、黄砂や花粉が多く付いたときは手入れを前倒しできるか考えます。毎回強い洗剤を使うのではなく、予洗い・通常洗車・すすぎ・拭き上げを丁寧に行うことが基本です。
それでも残るベタつきとシミを分けて判断し、状態に合う対策を選びましょう。
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