40アルファードを自宅に駐車するときは、車体が収まるかに加えて、バックドアを開けるスペースも確認しておきましょう。
トヨタ公式FAQでは、バックドアの開閉中に後方へ最も張り出す寸法の参考値が約930mmと案内されています。また、全開時には、車体の全高より高い位置までバックドアが上がります。
ただし、この数値だけで、自宅で安全に開閉できると判断することはできません。壁までの距離、カーポートの梁、駐車位置のずれ、荷物を出し入れする場所まで合わせて考える必要があります。
この記事では、公式の参考寸法と停止位置メモリーの使い方をもとに、自宅駐車場で確認する順番を整理します。
トヨタ公式FAQには、次の寸法が掲載されています。
| 項目 | 公式の参考値 |
|---|---|
| 車両の全長 | 4,995mm |
| バックドア開閉時の軌跡を含む最大の長さ | 約5,925mm |
| 車体後端から後方への最大の張り出し | 約930mm |
トヨタは、車両の状態や測定方法などによって数値が異なるため、目安として見るよう案内しています。
約930mmは、荷物を出し入れする作業スペースとは別に考える
約930mmは、バックドアが動く軌跡についての参考値です。
壁まで約930mmあれば、人が立ってベビーカーを積んだり、大きな旅行バッグを持ち上げたりする余裕まで確保できる、という意味ではありません。
確認する内容を、次の2つに分けましょう。
バックドアが動く途中で壁などに接触しないか
開けたあとに、予定している荷物を出し入れできるか
小さな買い物袋だけを取り出す場合と、ベビーカーを車の後ろで展開する場合では、必要な作業場所が異なります。
全開の位置だけでなく、開く途中の動きも見る
上まで開いた状態で壁に当たっていなくても、開閉途中に後方へ張り出す部分があります。
停止位置を低く設定する場合も、「開く高さを下げたから、壁までの距離は確認しなくてよい」とは判断できません。設定位置へ到達するまでの動きも含めて確認します。
カーポートでは全開時の高さと梁の位置を確認する
公式FAQに掲載されている、バックドア全開時の高さの参考値は次のとおりです。
| 項目 | 17・18インチタイヤ装着車 | 19インチタイヤ装着車 |
|---|---|---|
| 車両の全高 | 約1,935mm | 約1,945mm |
| 全開時の外側の最高位置 | 約2,170mm | 約2,180mm |
| 全開時の内側の最も低い位置 | 約1,825mm | 約1,835mm |
外側の最高位置はリヤスポイラー、内側の最も低い位置はバックドアトリムを測定した値です。燃料満タン・乗員なし・荷物なしの空車状態が条件で、積載状態などによって変わります。
車体が屋根の下へ入っても、バックドアが全開になるとは限らない
カーポートの高さを考えるときは、車体の全高だけで判断しないことが大切です。
屋根の高い部分に余裕があっても、バックドアの上に梁や照明器具がある場合があります。駐車する場所で、実際に低くなっている部分を確認しましょう。
確認したいのは、次のような場所です。
| 場所 | 確認する内容 |
|---|---|
| 屋根・梁 | バックドアの動く範囲に低い部分がないか |
| 照明・配管 | 屋根面より下へ出ていないか |
| シャッター・収納設備 | 開閉状態によって干渉するものがないか |
| 駐車面 | 傾斜や段差によって車の姿勢が変わらないか |
開閉できる高さまで停止位置を下げる場合は、その状態で荷物を持ち上げられるか、頭をぶつけやすくならないかも確認します。
自宅駐車場で確認する順番
最初に駐車位置と残るスペースを計算する
駐車場の奥行きを測り、車の前と後ろへどれだけ配分できるかを考えます。
例えば、次は寸法の考え方を示す計算例です。
| 項目 | 仮の条件 |
|---|---|
| 駐車場の奥行き | 6,500mm |
| 車両の全長 | 4,995mm |
| 車の前に確保するスペース | 500mm |
| 計算上、後ろに残るスペース | 1,005mm |
計算は、6,500-4,995-500=1,005mmです。
後ろに約1m残っても、公式の張り出し参考値約930mmとの差は75mmしかありません。この計算だけで開閉可能とは判断せず、寸法の違い、停止位置のずれ、荷物の出し入れまで含めて検討します。
この表は計算例であり、実際の駐車場を測定した記録ではありません。
開閉操作は、十分に広い場所で先に確認する
初めて停止位置を設定するときは、後方と上方に十分な空間がある平坦な場所で、開閉と停止の操作を確認します。
壁や梁の近くで、接触する直前まで動かして必要寸法を探る方法は避けましょう。自宅では事前に測った寸法と周囲の状況を照合し、余裕を確保できない場合は開閉を試さず、販売店へ相談します。
挟み込み防止機能についても、壁との接触を防ぐために頼る使い方はできません。トヨタは、作動前に周辺の安全と障害物を確認するよう案内しています。
ドアが静止してから、隙間と荷物の動きを確認する
確認時は、バックドアを動かしている間に、手やメジャーを隙間へ入れないようにします。
安全に停止した状態で、壁や梁との位置関係、荷室への手の届き方、荷物を持ち上げる動きを確認しましょう。
家族で使う場合は、一人が開閉操作を担当し、ほかの人は動く範囲へ入らないようにすると、確認中の操作の行き違いを減らせます。
停止位置メモリーは、十分な空間で設定する
パワーバックドア装着車では、自動で開く際の停止位置を調整できます。
確認したトヨタの取扱説明書では、次の手順が案内されています。
バックドアを希望する位置で停止させる。
バックドアオープンスイッチとクローズスイッチを同時に約2秒間押し続ける。
ブザーが4回鳴ったことを確認する。
次回の自動開操作から、その設定位置で停止します。操作するスイッチの場所と手順は、自車に対応する取扱説明書で照合してください。
開く高さの設定と、車の停止位置を一緒に記録する
同じ開度でも、車をいつもより壁へ近づけて止めれば、周囲との位置関係は変わります。
設定した高さだけを覚えるより、「どこに駐車したときの設定か」も残すほうが管理しやすくなります。
| 記録する内容 | 残し方の例 |
|---|---|
| 車の停止位置 | 固定した目印との位置関係を写真に残す |
| 壁までの距離 | 測定した基準点と数値を一緒に記録する |
| 梁・屋根との関係 | バックドアが静止した状態で写真に残す |
| 荷物の出し入れ | 普段使うベビーカーやバッグで確認する |
取扱説明書では、車両側面のスイッチと画面から停止位置を設定した場合、最後に設定した側が優先されると案内されています。家族が設定を変えたときも、駐車場所との関係を見直しましょう。
測定・位置決め・暗所の確認に使う用品5点
ここでは、役割の異なる車載充電器2点、ケーブル2点、AC充電器1点を紹介します。
いずれも40アルファード専用品ではありません。電源規格に加え、本体の差し込みや周囲との干渉、ケーブルの取り回しを確認して選びます。
タジマ Gロック-19 5.5m|GL19-55BL
幅19mm・長さ5.5mのコンベックスです。車体後端から壁までの距離や、荷物を置く場所の寸法を直接確認する用途に向いています。
測った数値を残すときは、どの位置から測ったかも一緒に記録しましょう。車体へ金属製の爪を掛けたり、テープを強く当てたりせず、傷を付けない持ち方で使います。
駐車場全体など、5.5mを超える距離を一度に測りたい場合は、別の長さや測定器を検討します。
ボッシュ レーザー距離計|GLM400
メーカー公表の測定範囲が0.05〜40mのレーザー距離計です。駐車場の奥行きなど、長い距離を確認したい場合に比較できます。
測定基準点と対象面を取扱説明書で確認し、平らな壁などを使って測ります。車体の曲面や反射する面へ向けた数値を、そのまま必要な隙間として扱わないことが大切です。
メジャーで確認できる範囲なら、測定のためだけに追加購入する必要性も含めて検討しましょう。
エーモン パーキングターゲット|6977
駐車位置の目安に使う用品です。メーカーは約460×85mm・高さ40mmで、乗り越えられる構造として案内しています。
バックドアを使える駐車位置を先に決め、その位置をそろえたい場合の候補になります。車を強制的に止める装置や、逸走防止の輪止めとしては使いません。
設置面と固定方法は説明書に従い、使用中もずれや剥がれがないか確認します。
ニトムズ 室内用ラインテープロング 黄 50mm×50m|J3980
室内の通路や区画ラインを一時表示するためのテープです。屋内の適した床面で、駐車位置の候補や測定基準を一時的に示したい場合に検討できます。
メーカーは、再はく離タイプとして案内しています。ただし、貼り付ける素材や状態を確認し、目立たない場所で試してから使います。
室内用なので、雨の当たる屋外や粗いアスファルトに使う場合は、その環境に対応する別の目印を選びましょう。
ジェントス コンパクトヘッドライト|CP-195DB
停車した車の周囲や、暗いガレージ内を確認する際に使えるヘッドライトです。
手でライトを持つ必要がないため、静止した状態でメジャーや記録用具を扱いたい場合に候補になります。照明が足りる日中に確認できるなら、その時間帯を優先すると周囲を把握しやすくなります。
ライトを使う場合も、バックドアが動いている範囲へ頭や手を入れず、停止を確認してから作業します。
普段使う荷物を出し入れできる駐車位置を決める
バックドアの確認は、開閉できたところで終わりにせず、普段の荷物を扱えるかまで見ると実用的です。
ベビーカーを下ろせるか、旅行バッグを体の前で持てるか、買い物袋を置く場所があるかを確認します。
後方と上方の余裕、設定した開度、荷物の扱いやすさを合わせて、自宅で再現できる駐車位置を決めましょう。
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