車の後部座席でタブレットを使うときは、本体を購入する前に「固定できるか・動画を再生できるか・充電できるか」を確認しましょう。手持ちのタブレットを使えるなら、必要な周辺用品だけを追加する方法があります。
この記事では、車種を問わず確認したい設置条件と、ホルダー3商品・充電用品2商品を紹介します。ホルダーは3つから条件に合うものを選ぶための候補です。5商品すべてを購入する必要はありません。
最初に確認するのは、画面サイズより取り付け条件
ケース込みの寸法と重さを測る
「10インチ対応」などの表示だけでは、取り付けられるとは限りません。ケースを付けた状態で、ホルダーが挟む辺の長さ・厚さ・重さを確認します。
子ども用の厚いケースや持ち手付きケースは、タブレット本体が小さくても対応範囲を超える場合があります。ボタンを押し込まず、充電端子をふさがないことも確認してください。
ヘッドレストの支柱を確認する
ヘッドレスト固定式は、支柱の太さ・間隔・露出している長さなどが取り付け条件になります。ヘッドレストとシートが一体になっている車では、取り付けられない場合があります。
車名だけで判断せず、商品の取り付け図と実車を照合しましょう。安全に着席できるヘッドレスト位置を、ホルダーのために無理に変えないことも大切です。
子どもの体と乗り降りの動線から離す
画面を近づけすぎると、頭や膝が当たりやすくなります。チャイルドシートの回転、シートのスライド、乗り降りを妨げない位置を選びます。
設置・角度調整・動画操作は、出発前か安全に停車してから行ってください。走行中に運転者が後席の画面を操作する使い方はしません。
後部座席用ホルダー・充電用品5選
| 商品名・型番 | 主な用途 | 購入前の確認点 |
|---|---|---|
| サンワダイレクト 200-CAR108 | 伸縮アームで画面位置を調整 | 挟む辺130~265mm・厚さ17mm以下・800g以下 |
| カシムラ AT-88 | 厚みのあるケース付き端末の固定候補 | 幅95~205mm・厚さ25mm以下・800g以下 |
| サンワサプライ CAR-HLD12BK | 座席の後ろ・中央寄りへ設置 | 挟む辺120~230mm・厚さ17mm以下・750g以下 |
| Anker 323 Car Charger A2735 | 車の電源ソケットから充電 | USB-C最大30W・ケーブル別売 |
| Anker 310 USB-Cケーブル A81E6 | USB-C機器への充電 | 1.8m・USB-C同士・映像出力非対応 |
寸法・重さはケースを含めて確認します。対応範囲内でも、端末の形状や車側の取り付け条件によって使用できない場合があります。
1.サンワダイレクト 200-CAR108|画面位置を調整したい場合
ヘッドレストに取り付ける、伸縮アーム付きのタブレットホルダーです。座席との距離を確認しながら、画面位置を調整したい場合の候補になります。
対応する端末の寸法と重さに加え、アームを伸ばした状態で子どもの体に近づきすぎないかを確認してください。端末はメーカーの指示どおり上下で挟んで使います。横から挟むだけの固定に変更しないでください。
2.カシムラ AT-88|ケースを付けたまま固定したい場合
幅95~205mm、厚さ25mm以内、重量800g以内の機器に対応するヘッドレスト用ホルダーです。3段階で調整できる取り付けアームを備えています。
厚めのケース付き端末を検討しやすい寸法ですが、ケースの持ち手や出っ張りによっては固定できません。「手帳型ケース対応」という名称だけで判断せず、実際に挟む部分の形を確認しましょう。
3.サンワサプライ CAR-HLD12BK|設置位置を選びたい場合
座席の真後ろ、または座席間の中央寄りに設置できるホルダーです。対応機器は、幅または高さ120~230mm、厚さ17mm以下、重量750g以下です。
ヘッドレスト支柱の条件は、直径10~19mm、支柱間距離が最大約175mmです。中央寄りに設置する場合も、後方確認や乗り降りの邪魔にならないかを確認してください。端末は上下で挟んで固定します。
4.Anker 323 Car Charger A2735|車側の充電端子を補いたい場合
USB-CとUSB-Aを備えるカーチャージャーです。USB-Cは最大30W、USB-Aは最大22.5W、合計最大52.5Wに対応します。52.5Wすべてを1台へ出力できるという意味ではありません。
車にあるUSB端子で十分に充電できる場合は、追加購入を急ぐ必要はありません。使う場合は車両の電源ソケットへの対応を確認し、端末に合うケーブルを別途用意します。充電速度はタブレット側の対応にも左右されます。
5.Anker 310 USB-C & USB-Cケーブル A81E6|充電場所から端末まで配線する
長さ1.8mのUSB-C同士のケーブルで、最大60Wの充電に対応します。USB-A端子やLightning端子には、そのまま接続できません。
購入前に、電源から設置場所まで実際の配線経路に沿って長さを確認しましょう。シートを動かしても引っ張られず、足元やシートレールに挟まらない取り回しが必要です。
このケーブルは充電とデータ転送用です。車のモニターへタブレットの映像を映す用途には対応していません。
動画は「通信して見る」と「事前に保存する」を分ける
移動中に動画を再生する方法には、スマートフォンのテザリングなどで通信する方法と、対応サービスの機能で事前保存する方法があります。
| 方法 | 出発前の確認点 |
|---|---|
| テザリングなどで視聴 | 通信容量・接続方法・スマートフォンの電池残量 |
| 事前保存して視聴 | 保存対象の動画・契約条件・視聴期限・端末の空き容量 |
タブレットなら同じアプリがすべて使えるわけではありません。YouTubeやYouTube Kidsを使いたい場合も、購入する端末での公式な対応と、子ども用プロフィールで利用できる範囲を確認します。
YouTube Kidsのオフライン視聴などは、YouTube Premiumの特典として案内されています。タブレットを買うだけで、すべての動画を無料で保存できるわけではありません。
事前保存を使う場合は、出発前に通信を切った状態でも再生できるかを確かめておくと、車内での設定のやり直しを減らせます。
出発前と降車時の確認
出発前は、ホルダーと端末が固定されているか、充電ケーブルに無理がないかを確認します。子どもが画面を見るためにベルトから身を乗り出さず、普段の着席姿勢を保てる位置に調整してください。
動画を見て過ごせる場合も、休憩を省く理由にはしません。視聴する時間や休むタイミングは、出発前に決めておきましょう。
降車時は端末を取り外して持ち帰ります。車内へ置きっぱなしにせず、使用する機器の温度条件と保管方法に従ってください。
手持ちの端末に合うホルダーから選ぼう
まずは使いたい動画が手持ちの端末で再生できるかを確かめ、その端末と車の両方に合うホルダーを選びます。充電器とケーブルは、今ある設備で不足する場合に追加しましょう。
画面の大きさだけでなく、ケース込みの寸法、設置後の距離、通信方法、配線まで確認することで、購入後の「付かない」「再生できない」「充電が届かない」を減らせます。
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