平等院

平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)とは、その中にある阿弥陀堂の別称で、鳳凰が翼を広げたように見えることから江戸時代より「鳳凰堂」と呼ばれるようにました。

平等院鳳凰堂は、平安時代後期の1053年に当時の関白・藤原頼道によって建立された阿弥陀堂で、1000年近い歴史があります。

「阿弥陀堂」や「お堂」と呼ばれていましたが、江戸時代のころから「鳳凰堂」と呼ばれているそうです。

平等院鳳凰堂の本尊阿弥陀如来像は、仏師定朝の確証ある唯一の遺作で、国宝に指定されています。

観光情報

平等院鳳凰堂は、知名度が高く人気がある観光寺院です。

なぜかというと、鳳凰堂の屋根で金色に輝く鳳凰像は、一万円札の裏面に印刷されているからです。(2004年から発行されていました。)

極楽浄土に導くとされる伝説の鳥が人々に喜び・幸せなどを届けるようにと願いが込められています。

また、10円玉にも印刷されています。

細かく見ると、10年玉に描かれている鳳凰堂は、実際の鳳凰堂は少し違います。

それは、中堂の基礎部分!

10円玉の鳳凰堂は石垣のようにぶつぶつしていますが、実際はつるつるしています。

10円玉の鳳凰堂は改修前の明治の鳳凰堂の姿になります。(細かすぎますね)

昭和26年に10円玉に描かれるようになり、当時から日本を代表する文化財であったことが考えられますね。

1994年には世界遺産に登録されています。

平等院最大の見どころは、金色の鳳凰が輝く『鳳凰堂』です。

平安時代に栄華を誇った藤原一族の名残を感じることのできる唯一の遺構として、貴重な文化遺産でもあります。

鳳凰堂の特徴は、まるで池に浮かぶように建てられた御堂です。

実際に行った時の写真ですが、美しく魅了されました。


2014年に改修されたばかりで、鳳凰の金箔は創建時のように美しかったと思います。

訪問時は10月中旬の17時くらいでした。

ちょうど西日が平等院を照らしていて幻想的になっていました。

鳳凰堂は東向きに作られているので、朝日に当たっている鳳凰堂も綺麗そうですね。

季節毎に周りの木々の様子が変わるそうで、四季ごとに姿が変わるのが見たくなりました。

周辺に駐車場がいくつも駐車場があるので、そちらに止めました。

平等院近くになると車は渋滞しており、駐車場も満車が多かったです。

見どころ

平等院は、京都府宇治市にある世界遺産で、藤原頼通が建立した阿弥陀堂「鳳凰堂」が特に有名です。

池に映る鳳凰堂の優美な姿は日本文化の象徴として、10円硬貨や1万円紙幣にも描かれています。

堂内には阿弥陀如来坐像が安置され、平安時代の極楽浄土を再現しています。

また、敷地内には美しい庭園や平等院ミュージアム鳳翔館があり、仏像や宝物を見ることができます。

四季折々の風景が楽しめるため、どの季節に訪れても魅力的です。

平等院の季節ごとの魅力

平等院は四季折々の美しい景観が楽しめる世界遺産です。

春には境内を彩る満開の桜が鳳凰堂と調和し、華やかな景色が広がります。

初夏には新緑が輝き、爽やかな庭園を散策できます。

秋には鮮やかな紅葉が庭園全体を包み込み、特にライトアップ時の幻想的な景観は見逃せません。

冬には雪が積もった鳳凰堂が静寂な美しさを放ち、極楽浄土のような雰囲気を味わえます。

所要時間

約1~1.5時間
  • 鳳凰堂を外から見学し、庭園や鳳翔館(ミュージアム)を回る場合の目安です。
  • 鳳凰堂の内部拝観を希望する場合は、整理券の取得や待ち時間が発生するため、追加で30分程度を見ておくと安心です。
  • 御利益

    平等院を生み出したのは藤原頼道で、日本の歴史上屈指の成功者・藤原道長の影響力もあります。

    親子2代にわたって栄華を極めたこの二人にあやかり、平等院では開運出世と金運アップのご利益を授かることができます。

    基本情報とアクセス

    所在地 :〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116

    拝観料金:大人:600円 中高生:400円 小学生:300円

    拝観時間:8:30~17:30(エリアによって時間が異なる)

    電車:JR宇治駅より徒歩10分

       京都宇治駅より徒歩10分

    駐車場 :専用駐車場はありません。

         近隣にコインパーキングが複数あるので、そちらをご利用ください。

    公式サイト:https://www.byodoin.or.jp/

    ※記載されている情報について最新の情報とは限りません。

     必ずご自身で事前にご確認をお願い致します。

    一年間の混雑・空いている時期(目安)

    混雑を避けるためのアドバイス

    • 訪問時間: 平等院の開門直後(8:30~9:30)や閉門間際(16:00~17:30頃)を狙うと比較的空いています。
    • オフシーズンに訪れる: 桜(4月)や紅葉(11月)のシーズンを避け、初夏や冬など観光客が少ない時期に訪れるとゆっくり観光できます。
    • オンラインチケットの活用: 混雑時期でもチケットを事前に購入しておくことで、スムーズに入場できます。
    • 平日を選ぶ: 特に月曜日や金曜日の午前中は観光客が少なめです。

    混む時期

    • 1月初旬: 初詣や年始の参拝者で混雑。
    • 3月下旬~4月中旬: 桜が見頃を迎える時期で、多くの観光客が訪れます。
    • 5月上旬(ゴールデンウィーク): 長期休暇中は観光客が集中し、大変混雑します。
    • 11月中旬~12月上旬: 紅葉シーズンのピークで、特に土日祝日は観光客で賑わいます。

    空いている時期

    •  
    • 1月中旬~2月下旬: 初詣のピークを過ぎた冬の間は観光客が少なく、静かな雰囲気で散策が楽しめます。
    • 6月~8月: 梅雨や夏の暑い時期は比較的空いています。ただし、お盆期間は一時的に混むことがあります。
    • 9月中旬~10月中旬: 紅葉シーズン前の秋は観光客が少なく、ゆったりと見学できます。

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